こんにちは、トッキーです。
寒い時ってしっとり甘いものが欲しくなってきませんか?
ケーキなどの洋菓子に比べると和菓子を食する率は低いかもしれませんが、カロリーも洋菓子に比べれて低くお茶うけにも良いですね。
今回はお菓子の中でも和菓子についてご紹介したいと思います。
和菓子でもいろいろな種類があり、コンビニでも定番な和菓子が出ていますよね!
度々食べるものではないですが、和菓子の中でも上生菓子の「練りきり」についていろいろ解説していきますね。
練りきりの特徴
和菓子が好きな人なら練りきりのお菓子はよくご存知かとは思いますが、大概は知らない人が多いでしょう!
実家が菓子製造販売をしていることもあって作ったことはないですが、私もたまに食べるときがあります。最初は餡の塊だろうと思っていましたが食べるとそうでもなく、モチっとしていて好きになりました。
上生菓子と呼ばれる和菓子
練りきりは上生菓子の一つで、古くから茶席などでおもてなしに使われる上品でしっとりして食べごたえのある、そして口当たりがなめらかで味わい深い風味のある和菓子です。
私は上品で季節に応じてデザインも変わり衣装を変えるかのように、また可愛らしい印象があるので和菓子のお姫様的存在だなぁっと思っています。
季節の草花や風物をデザインしたものが多く、和菓子職人の技術にも目を見張るところがありますし感性もあると思います。
練りきりを食べた感想
食べてみるとモチッとした食感がして、これは求肥といって白玉粉に水と砂糖を加えたものが入っているからなのです。この食感と餡の練ったなめらかな口当たりがなんとも言えずまろやかです。
見た目は美しいのですが、餡の塊にだと思うと食べずにいたりしますが、食べず嫌いにならず一度食してみてほしいと思います。
私は子供の頃から見てはいましたが、やはり食べず嫌いで見向きもしなかったのですが、食べると餡そのものが普通の餡だけとは違うのです。
すごく好きな和菓子の一つになりましたよ!
練りきりの名前の意味や由来
古くから伝えられてきた和菓子一つにも、歴史があるなんて奥深いですね!
名前の意味と由来について
練りきりは白あんを基本として用いります。白あんの中に求肥を入れて、とにかくよく練って練って練り切り餡を作ります。これが練りきりの基本材料になり、名前の意味になってくるのではないかと思います。このようなことから別名を練りきり餡とも言うそうです。
またこの練りきり餡に食紅を加えていろいろな色を出していきます。
練りきりの歴史や起源
練りきりの歴史は古く、茶席で濃厚なお抹茶とセットのお菓子としてありました。また、献上品としても重宝されるなど特別なものともされていました。
その風流で色鮮やかで芸術的に美しいことから、現在でも宴席やおもてなし、新年、お祝い事にも重宝されています。
わかりやすいところで言うと、
- 茶道に付いてくるお菓子ですね。カロリーは洋菓子よりは低いですが糖分が高そうなので、茶道に用いる濃いお抹茶にはとてもよく合います。
- 新年には菓子店でも種類豊富に上生菓子が揃えられています。お客様にお出ししたり、新年明けたおめでたいということで、食べる家庭もあるかと思います。
- 結納や結婚関連でのおめでたいお祝い事にも使います。
- また、他所様の家に招かれたときにお使い物としても用いることがあります。
最近では洋菓子のお使い物が増えていたり、和菓子でも焼き菓子など日持ちするものが増えていますが、上生菓子の練りきりは見た目も鮮やかですし、高級にみえる、またなかなか自分では買わなかったりするので、お使い物にはオススメしたいですね!
季節別の色や種類について
春夏秋冬でデザインが違います。
春の練りきりの種類
- 日本を代表する桜の花
- 春の訪れを知らせるうぐいす
春らしく淡い色目のものが主流になりますね!
夏の練りきりの種類
- 七夕をモチーフにしたもの
- 涼しげなもの
- 紫陽花
- 朝顔
練りきりではないですが、寒天を固めた涼しげなものも夏には出ます。
鮮やかなで涼しげな色目が目立ちます。
秋の練りきりの種類
- 柿
- 紅葉
- 時代の変化とともにハロウィン関連
- 練りきり以外に上用饅頭のもの
オレンジ色や黄色でもダーク系の色が出てきます。
冬の練りきりの種類
- 雪をイメージしたもの
- 新春に深い梅の花
- 松や竹
冬は新春物が結構でますが、少し雪を思わせるような白っぽい色目がまとうようなイメージを出します。
まとめ
和菓子の中の上生菓子の「練りきり」についてご紹介しました。
この和菓子一つでもとても奥が深いですよね!
私自身お菓子作りには洋菓子の2~3くらいしか作れなくて、いつも作っているのを見ているだけ食べるだけです。
練りきりは職人の腕の見せ所でもありますし、色や季節に応じて種類が変わってきます。
たまには少し上品さを味わって抹茶や煎茶でも構いませんので、お茶のお供にいかがでしょうか?