106万の壁がなくなる!厚生年金加入が年収問わず!パートの未来はどうなる?メリットやデメリットについて解説

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Monica Silvestreによる写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/1034597/
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厚生年金の加入要件が変更され、パートタイム労働者にとって重要な影響が予想されています。

具体的な内容とその影響について解説していきます。

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106万の壁!いつから変更されるのか?

厚生労働省は2025年の通常国会で関連法案を提出する予定であり、早ければ2025年度から新しい制度が施行される見込みです。

これにより週20時間以上働くパートタイム労働者は年収に関係なく、厚生年金に加入できるようになります。

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変更の内容

年収要件の撤廃

従来の「106万円の壁」が撤廃され、年収が106万円未満でも加入が可能になります。

労働時間要件

週20時間以上働くことが条件です。

企業規模要件の撤廃

従業員数51人以上という企業規模の制限もなくなります。

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メリットは?

老後の年金給付が手厚くなる

厚生年金に加入することで、将来的な年金受給額が増える可能性があります。

特にパートタイム労働者が加入することで、老後の生活資金をより安定させることが期待されます。

社会保障の充実

厚生年金への加入は、医療や介護など他の社会保障制度にも関連しています。

この加入で、パートタイム労働者もより広範な社会保障を受けられるようになります。

労働環境の改善

年収要件が撤廃されることで、パートタイム労働者は働く時間を抑制する必要がなくなります。

この労働環境の改善によって、より多くの時間を働くことができ収入向上につながる可能性があります。

雇用の安定性

厚生年金に加入することで雇用者は従業員の福利厚生を強化し、労働者の定着率向上が期待されます。

これによって、企業側も優秀な人材を確保しやすくなるでしょう。

収入の多様化

パートタイム労働者が厚生年金に加入することで、収入の多様化が進みます。

特に最低賃金の引き上げに伴い、週20時間以上働くことで106万円を超えるケースが増えるため、より多くの人々が経済的な安定を得ることができます。

106万の壁がなくなるから、もっと頑張れば収入が増えそうね

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デメリットは?

手取り収入の減少

厚生年金に加入することで、保険料を支払う必要がでてきます。

これによって、手取り収入が減少する可能性があります。

特に扶養内で働いていた従業員にとっては、家族の健康保険の被扶養者から外れることになり、医療給付を受けるための負担が増えることになります。

手取りが少なくなってしまうわ・・・

扶養対象となる年収基準の厳格化

新制度では、扶養対象となる年収基準が130万円から106万円に引き下げられます。

このため扶養内で働きたい従業員は、労働時間や労働日数を減らさざるを得なくなる可能性があります。

これによって、生活水準が低下するリスクがあります。

第3号被保険者から第2号被保険者への変更

厚生年金に加入することで、国民年金の第3号被保険者から第2号被保険者に変更されます。

第3号被保険者は自ら保険料を納める必要がなく、老齢年金も満額支給されるメリットがありますが、この制度から外れることで将来的な給付額が減少する可能性があります。

働き方の制限

社会保険に加入したくない場合、従業員は労働時間や賃金を調整する必要があります。

これによって、自身のキャリアや収入を制限してしまう恐れがあります。

また企業側もシフトや人員配置を見直す必要が出てくるため、労働環境全体に影響を与える可能性があります。

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まとめ

厚生年金加入要件の変更には多くのメリットがありますが、それに伴うデメリットも無視できません。

手取り収入の減少や扶養基準の厳格化など、パートタイム労働者やその家族にとっては注意が必要です。

今後この制度改正がどのように実施されるかを見守りつつ、自身の働き方や将来設計について考えることが重要です。

最後までお読みいただきありがとうございました。